シード-Stage Aまでのスタートアップの起業支援・出資を行なっている”アクセラレーター”/REAPRAの創業者/諸藤 周平さんのインタビュー記事。
非常に自然体な考えが描かれており、これから起業に挑戦、一歩踏み出したい人におすすめ、とても面白かったのでエッセンスを纏めました!
【諸藤周平】大企業でも倒産するから、就職ではなく「起業」を選んだVol. 1
- RE.A.PRAとは?
ミッション:「 研究と実践を通じ、新産業を創出することにより、社会に貢献する」
(Contributing to society through backing entrepreneurs)
目標: 日本市場で、5年で100億、10年で1000億の企業価値に達しうる産業に投資・支援活動を行うベンチャービルダーになること。
機能:①ターゲット産業のリサーチ、②ベンチャー企業に対してREAPRAが保有する0→1フェーズに置ける経営ナレッジ(経営全般、管理、UI/UX、テクノロジー、営業、リサーチ)を活用したハンズオン支援
2. インタビューエッセンス
- 諸藤氏の経歴は九州大学→キーエンス→ゴールドクレスト(不動産企業)→エス・エム・エスを起業(高齢化社会インフラサービス、介護等)→RE.A.PRAを起業。
- 起業は怖かったが、山一證券倒産をみて大企業でも倒産することがあるというのを知り決意。当初のベストシナリオは35歳までに3億円を稼いで、ハワイに移住、とのこと。
- エス・エム・エスでは高齢者介護人材の紹介ビジネス、高齢化社会の情報インフラを手がけていた。まだ小さいが、将来伸びる市場に参入。
- 始めたキッカケは、「高齢者住宅販売にマーケティングコストがものすごく落ちていること」を見つけ、ここにチャンスがあると思った!が、介護保険法ができる前の仕組みで、ユーザーフレンドリーではなかったため、高齢者住宅販売事業は1ヶ月で断念。
- その後人材紹介ビジネスの収益性が高いことに注目し、「介護業界のケアマネジャー紹介業」に集中!その結果、会社のキャッシュフローが回るようになる。その後関連サービスの多角化をはかることで他社の参入障壁を上げて、2017年時点で13期連続増収増益。
- 2008年に上場。「人材紹介ビジネス」企業に成長!
- “「このまま、ズルズルと会社に残ってしまうとヤバイな」と思ったので、とにかく、物理的に戻ってこれないように体を遠くに移動させるしかないと、シンガポールに飛び、2年かけてやりたいことを見つけようと考えました。”との想いで起業した会社を辞めてシンガポールに移住。
- 「複雑なことを複雑なままマネージ」することに強い関心有り。複雑さの定義は「関与変数が多く、事前予測が難しいこと」。
- 東南アジアを選んだ理由は、①土地柄の複雑さ、②スケールする地域、の二つ。
- シンガポールでREAPRAを起業。Promising Industry(有望な産業)を選ぶためのリサーチをし、具体的な事業テーマを掲げて、経営者を雇って事業化、の流れを実行中。日本で時価総額1000億円程度の事業会社を量産し、並走してシンガポールにアダプト(適応)させる考え。
- 今の興味ある産業は。航空機産業、農業x IT、教育など。
シードビジネスの起業家をサポートして目的を達成する”アクセラレーター”という組織、そして諸藤氏の思想や行動は非常に刺激的でめちゃくちゃ参考になりました!
今年中にシンガポールで直接会って話を聴きに行ってきます!!
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