Entrepreneurship/Management

「私は、こんな人になら、金を出す!」NTVP 村口さんのベンチャー論が面白い!「秒進分歩」の成長が必要!!





日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(“NTVP”)の創業者「村口和孝さん」の著書「私は、こんな人になら、金を出す!」を読みました!

村口さんは慶応大学卒業→ジャフコ→独立・NTVP創業というキャリアで、

主に南場智子さん率いるDeNA、インフォテリア、ウォーターダイレクト社などを株式上場に導くための投資・ハンズオン支援を実行してきたかた。

「ベンチャー起業の成功/失敗例・秘訣」などの「英知」がふんだんに書かれているため、非常にオススメ!

私は、こんな人になら、金を出す! (講談社+α新書)

ハイライトは・・・

①「秒進分歩」の速度で成長できる経営者に出資したい!

②失敗要因のキャズム越えができるか?

③ベンチャーキャピタリストになるにはHuman Understanding(人間への理解)がないとダメ!

 

  1. 出資したい経営者とはどんな資質を持っているか?

この問いに対する答えは・・・

未来に対して真面目な人、顧客を発見し価値を作れる人、1週間で成長できる人

粘り強く・あきらめない人、ものごとを俯瞰できる人、互恵関係を結べる人、

歴史の中にチャンスを見いだせる人、組織改革のタイミングを知る人、48時間で切り替えられる人、

と、たくさんの資質がもとめられるが、

特に僕が共感できたのは「1週間で成長できる人」の記述。

経営環境は日々変化していきます。

世の中の変化に関心をもち、自分自身も日々変わり、成長していく人でなければ、新規事業を成功させるのは難しいでしょう。

 

単純な話、一度ミーティングをして、1週間後に会ったときに、1週間ぶんの成長を感じられない経営者はダメだと思います。

新しい企業が5-6年で株式上場を目指す場合に、1週間足りとも事業が前に進まずに停滞していたら、

実現できるはずがありません。

1週間変わらない人は、1ヶ月後も変わらない事が多く、1ヶ月で変わらない人は半年後や一年後も変わらない。

ベンチャー企業の経営者においては、つまり”日進月歩”ではおそく、”秒進分歩”の成長が求められるのです。

1週間後出会ったときに自分はどれだけ成長できるか?成長をしめすことができるのか?

このスピード感がまさにスタートアップで求められているスピードであり、起業家に求められる重要な資質!!非常に勉強になる!!

2. 失敗の7つの要因

失敗の要因は何か?

それは・・・

壁①「ニーズに合わない商品」、②「起業家のごまかし」、③「商品供給の失敗」、

④「環境変化の見通し」、⑤「デスバレー(事業化を阻害する超えがたい谷間)の恐怖」、

⑥「キャズム(主にハイテク業界において、新製品・技術を市場に浸透させていく過程でみられる深い溝)越えの試練」

⑦「予算統制組織の壁」

の7つがあげられる。

 

特に印象的だったのが⑥の「キャズム越え」。

 

購入者となるユーザーをフェーズごとに分けると、

①イノベーター→②アーリーアダプター→③アーリーマジョリティ→④レイト・マジョリティ→⑤ラガードといって、

①がより新しい商品を率先して買い求める顧客層、反対に⑤は新しいものを全くうけいれようとしない「懐疑主義者・堅物」という分け方。

一般的に、アーリーアダプターに受け入れられた後から、アーリーマジョリティにユーザーを広げていく上で、サービスを一般化するための大胆な戦略転換が求められ、

このキャズムを越えられるかどうか?がベンチャー企業の成否をわける「狭間」となるということ。

3. ベンチャーキャピタリストになるための重要な資質はなにか?に対するシリコンバレーでの答え

ちょうどその頃、シリコンバレーについて書かれた翻訳書のなかに「シリコンバレーにベンチャーキャピタリスト事務所が集まっている」

という記事をみつけ、とにかく現地に行って見てみようと思い立ちました。

中略

「私は日本からきた大学生です。ベンチャーキャピタリストになるために重要なのは、どんなことでしょうか?」

すると、あるベンチャーキャピタリストは短く、その答えを語ります。

一つは「ヒューマン・アンダースタンディング(Human Understanding)」。

もう一つは「アーリーバード(Early Bird)」です。

①Human Understandingとは人間に対する理解。つまり、経営者や人の本質はなにか?ということを突き詰める力。

②Early Birdとは情報の早耳たれ。つまり、最先端の情報をいち早く入手することで、そのあとの行動につなげる力。

特に①は非常に本質的な話であり、ベンチャーキャピタリストだけでなく起業家も人の本質は何か?パートナーがどういう相手かを理解できるかいなかは完全な死活問題!

 

他にも「DeNAの苦悩と栄光」、「創業物語」などなど、密度のたかい内容が詰め込まれているので、

興味がある方はぜひ読んでみてください。勉強になります!

 

私は、こんな人になら、金を出す! (講談社+α新書)







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