Entrepreneurship/Management

藤田晋の「渋谷ではたらく社長の告白」に感動!起業のすすめ。

海外に行く飛行機の中でサイバーエージェント社長/藤田晋(ふじた すすむ)さんの「渋谷ではたらく社長の告白」を読み、自分がこれから生きていく上で大いに感銘を受けました!!

非常に刺激的且つ目からウロコの体験記が多かったので、共感した部分を纏めました!!起業・経営に興味ある方は必読です。

渋谷ではたらく社長の告白〈新装版〉 (幻冬舎文庫)

出展: 藤田晋、2013年、「渋谷ではたらく社長の告白」



1. 志「21世紀を代表する会社を作る」

「これか?この本は凄いよ。でもお前はまだ読むな。頭でっかちになったらいけないからな」その本は「ビジョナリー・カンパニー」。<中略>

一気に読み、衝撃を受けました。私も将来、ビジョナリー・カンパニーをつくろうと考えました。この本には、時を超えて生存しつづける企業とは何か、ということが書き記されています。

経営者のカリスマ性が重要なのではなく、企業そのものが究極の作品であることが書かれています。<中略>

そんな会社を自らの手でつくり上げよう。過去の栄光にすがるのではなく、自分たちの手で新しい時代に新しい会社をつくり上げよう。自分の夢であり目標がはっきり設定された瞬間でした。

<おれは「21世紀を代表する会社をつくる」>これは現在に至るまで、そしてこれからも、変わらぬ人生における目標となりました。<中略>

<将来、ソニーやホンダのような、みんなが憧れる日本を代表する会社をつくるんだ>

 

名著「ビジョナリー・カンパニー」が藤田社長の志を掲げた切っ掛けとなり、「21世紀を代表する会社をつくる」という志とビジョンは非常に刺激的で自分の気持ちを駆り立てられました!!

今の自分自身の目線の低さを痛感できたと共に、「一度きりしか無い人生で何を目指すべきか?」を改めて考えさせられる言葉。考えて行動あるのみですね。

2. 友人二人を失いサイバーエージェントを起業

「俺と中山と3人で会社をつくりませんか?中山は会社を辞めようか迷ってます。ぼくも今の会社で経験を積みました」年商10億円の会社をゼロから立ち上げた経験のある専務を社長に、営業のできる私と中山が取締役となって脇を固める。そんなプランでした。<中略>

1月中旬。宇野社長から2度目の呼び出しがかかりました。
「起業には反対しない。でもおれからも提案させて欲しい。渡辺君にもその機会があったんだから、俺だってその機会をもらってもいいだろう?」
「はい、なんでしょう」
「経験のある渡辺君とやるのをやめて、新会社の社長は藤田がやること。そしてその会社に50%インテリジェンスから出資してイコールパートナーにすること」え–?

今まで誰に何を言われてもびくともしなかった私の決意がいきなり揺らぎました。梃子でも動かない強い決意。自分の意志の強さには自信がありました。

インテリジェンス入社1年目、24歳の時、過去働いていた企業専務の辞職を切っ掛けに3人で起業を計画したが、
インテリジェンスからの出資話を機に結果的に他二人を失う形でサイバーエージェントの起業を実行したとのこと。

起業において「何をやるか?より誰とやるか?」が最重要だと考えていた自分にとって、最初から起業仲間との絆や信頼を天秤にかける話となり、
改めて起業は「将来の苦悩な決断の連続」が待ち構えていることを痛感しましま。非常に良い勉強、イメトレになります。。

3. 文系だがインターネットの営業専門会社をつくる

「そうなんだ。営業が強い人間はコンピュータが苦手だからインターネット業界には少ないんだ。そこに目をつけたらどうだろう」「なるほど、私も営業をしていて、採用のホームページ製作だけでなく、いろんな相談を受けます。営業マンが少ないからですね」<中略>

「インターネットの営業を専門にやる会社をつくります」

大事なことは「時代の流れに乗ったこと」。

インターネットの選択はごくごく自然。そして営業が強い人が少ないのでは!?という仮説を基に、
インターネットの営業専門企業を作ってビジネスを展開していく発想は非常に良い参考となった。

ここでの学びは「文系でエンジニアでも無い人がインターネット産業の様な理系主体事業の起業を興すことができる」ということ。ついつい自分は理系でもエンジニアでも無い為、テクノロジーを使ったビジネスは創業できないかもしれないと考えがちだったが、様々なやり方や道があることを理解できたのは大きな収穫でした!!何でもできますね。

4. 営業専門会社からシステム開発会社への進化

<自社で製品やサービスを持たないと意味はない>

いつのころからか私はそう考えるようになっていました。だから営業代行の仕事もいつまでも続けるつもりはなく、どこかでヒット商品を開発し、それを会社の軸に成長させようと考えていたのです。

「サイバーエージェントとして独自にクリック保証型システムを作ることになりました!」<中略>

私は次にシステム会社の外注先を探し始めました。納品日が近づいています。もう時間がありません。<中略>私はホームページを通じて、堀江さんにアポイントの依頼をしました。

ここも非常に参考になりました。営業に強くて技術に弱かったサイバーエージェントと、当時システム開発を行い技術に強いオン・ザ・エッジ(現ライブドア)/堀江氏がパートナーシップを組み、次々とヒット製品を開発・販売していき、2000年にサイバーエージェントは東証マザーズ(日本にも本格的なベンチャーを育てる為に創設された市場)上場を果たす。 

このようなwin-winの「パートナーシップの組成」はテクノロジー系のビジネスをやりたい人にとっては非常に重要な戦略の立て方!

上場を目指した理由は①知名度、②軍資金が理由となっているが、上場の要否に関してはメリット・デメリットの両方があり今後深堀が必要なテーマ。

5. インターネットバブルの崩壊

2000年春、当社の上場と前後してアメリカのナスダック市場で膨張し続けていたインターネット株価がじりじりと下がり始めました。それはあっという間に加速度を増して、やがて暴落を始めたのです。
「インターネット関連銘柄を早く処分しろ!」<中略>

株価は相変わらず下がり続けていました。ありとあらゆるところから、批判、嫉妬、恨みが爆発していました。<中略>

後になって考えれば、あのとき宇野社長が私から株を買わない理由は何ひとつありませんでした。宇野社長が「わかった」と言えば、独立系サイバーエージェントの歴史は終わっていました。

宇野社長は、合理的で時に冷徹な判断もできる経営者です。しかし、その一方で仲間をとても大切にする人です。

ここからは苦労と苦悩の連続。上場前後の起業家・創業者ならではの葛藤や大変さの嵐。メンタルが折れそうな描写も多く、メンタルタフネスが求められる最たる職業だと痛感。 

また、ここで非常に重要だと思ったことは、悩んだ時に本音で相談できる「師匠・メンター」の存在。藤田氏にとっての師匠・メンターはインテリジェンス/宇野社長であり、強い影響を受けている。

自分にとっても師匠・メンターと言える人がおり、常に「感謝と尊敬の気持ち」を忘れずに大切にコミュニケーションを取らなくては。

6. 初の黒字化決算とランナーズ・ハイ

「225億円調達したなら22億5000万円利益を出さないとだめだよ・・・」そんな風に言われた日からずっとこの日のために先行投資を続けて事業を拡大してきました。<中略>

初の通期での黒字決算となる2004年9月記決算は、売上高267億円、最終利益では40億円を超えました。

絶望の淵に立たされていたころの私から見れば、夢のような成長を遂げたのです。

マラソンランナーが最も苦しい峠を越えると、どれだけでも走れる感覚に陥る。それを”ランナーズ・ハイ”と呼ぶそうです。

上場から起業まで約4年。様々な株主や他社からの買収提案をへて、漸く黒字化するまでのドラマ。

正直、華やかな話だけではなく、非常に泥臭く・苦悩に満ち溢れたストーリーの数々がほとんど。

それでも読んでいて「同じように激動を駆け抜けたい」と終始ワクワクしました!起業を志す人、経営や自由と責任をもった働き方を求める人には必読書、オススメです!

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